「すったさんのお話」
Article No (0005). Date 2007/6/14
Subject:「すったさんバネ交換」
PPFの方からのアドバイスで、おかしかったら「ノーマルに戻す」を実施するため、足回りの交換を行います。
幸い、前オーナーがノーマルのバネを付けて引き渡してくれていたため、新たに買わなくても良いというついている状態でした。
車の足回り交換はスターレットやカローラ系で行ったことはあるんですが、いずれもノーマル→車高調とかのスポーツ用の物への交換で、ノーマルに戻すのは初の作業でした。
スプリングコンプレッサーを王様から借り、すったさんの足回り交換を御教授していただくPPFのK野さん宅まで行きます。
すったさんをウマにかけ、タイヤを外します。4輪分のスタビリンクを外すのですが、リアの1つのスタビリンクをなめてしまい、どーしょうもないようなので無理矢理外し、部品を後で発注するという事にしました。幸先が悪い・・・。
六角レンチで回すだけなのになんでなめたのかも謎である。
リア側から作業に入り、アッパーマウントのボルトを緩めロワー側の接続も外します。が、ダブルウィッシュボーンのアッパーリンクのAの字の中をショックケースが通っているので外れない・・・(^^;。で、ロワーリンクを体重をかけて下に下げ、下がった瞬間にショックを抜くという方法をとろうとしたら・・・抜けない・・・。
K野さん曰く「NB型はショックが長くなったから抜けないのかな? NAはこれで外れるんだけど」とのこと。
で、結局アッパーリンクの根本のボルトを外し、なんとかショックを外しました。意外に手間がかかります。
外したショックをみて驚愕の事実が・・・。バネはエスペリアと言うところのダウンサスが入っていたんですが、今までの車高から察するに、平常時の状態で既にバンプラバーに当たってるんじゃねーかの状態(^^;でした。
これを見てからは装着してあったバネのことを「バカバネ」と呼ぶことにしました。
スプリングコンプレッサーでバネを縮め、上のボルトを外しバネ交換を実施します。不安定な状態でバネを縮めたので作業効率が悪い、悪い(^^;。万力台があると便利だろうなぁと思いました。
ノーマルのバネも縮めて、ショックに装着します。
逆の要領ですったさんに装着しリア側のバネ交換終了です。
続いてフロントの交換ですが、
K野さん曰く「ロードスターには隠しボルトというのがあって・・・」、なんて車だい(^^;、こりゃ先生がいないとスムーズに足回り交換できないや。
交換作業をする人によって流儀が変わるとかなんとか・・・おそるべしである。
で、フロントも同じような感じで作業を進めるんですが、アッパーリンク根本のボルトを外すためには、フロントアンダーカバーを外さなければいけない・・・。
アッパーリンク根本のボルトを外してダブルウィッシュボーンを下に下げると、ブレーキホースの長さが足りなかったので、ブレーキキャリパーまでも外して、ショックを引き抜く(^^;
いやはや、作業性悪いのこの上なしというかんじでしょうか。とまぁ、なんだかんだあって、昼飯も入れてですが6時間くらいかけてようやく足回りの交換が完了です(スプリングコンプレッサーの作業がけっこう時間かかったかも(^^;。)
(この作業を一人2時間で終わらせる人がいるから驚きである)
それで、交換後試乗をしてみたところ、リアのスタビが効いていなく、アライメントもまったくとっていないというのに、走りが非常に良くなるから驚きである。
みかけだけのローダウンすると大変な目に合うという典型的な例ですね。前のオーナーこれが原因でわずか1万7千キロで手放したのではないか?なんて勘ぐってみたりしました。
後日、リアのスタビリンクを装着し、アライメントも基準値のど真ん中できっちりとってもらいました。
純正の状態で、前後トー、前後キャンバー、前キャスターの調整ができる車ってなかなかないですよね。
次からは走りの方向のお話になります。
やえ
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