「 すったさんのお話」
Article No (0002). Date 2004/3/20
Subject:「すったさん初運転編」
ショップですったさんを受取り、初運転となる。
天気はあいにくの雨だったので、この日は給油とお家までの街乗り走行のみ。
まず、座って驚いたのが着座位置が低いなぁというところです。羊ちゃんもそこそこ低いほうと思ってたんですが、それ以上に低かったです。
速度計や回転数計は6時の位置から針がスタートしててかっこいい。それと室内が狭い。この狭さがいい感じに雰囲気を出しています。ちょっとした使いにくさ感が、普通の車ではないような雰囲気を出しているのかな。
キーをひねってエンジンをスタートさせる。ちょっとセルモーターが回っている時間が長いかなぁと思った。そして6段あるギアの1番目にギアを入れ発進。
車が普通に動き出しショップを後にする。街中なので周りの車に従った速度で運転する。エンジンは至って普通だけど、フライホイールが軽いのか空ぶかしのピックアップは良い感じです。
ハンドリングは少しステアを切っただけでスパスパ向きが変わる。昔、友達のや試乗車で乗ったロドスタとはずいぶん違うなぁと感じる。(実はこれがこれから大変な道になる前兆だった)
ギアは6段がクロスしててギア比的気に入ってしまった。フィールのほうはNA6には及ばないかなぁとも思った。
レギュラーガソリンを積め、お家に向かい、納車日のドライブ終了。
次の日、天気は見事な快晴。もうドライブしたくてしょうがない気分(^^;。幌を開けすったさんを正装の形にしてドライブ開始。
行き先は走り慣れた山辺広域農道。農道に入りちょっと速度を上げる。と言っても羊ちゃんの時に走ってたペースだと怖いので、恐ろしく控えめに走る事にした。
1つめのゆるいコーナーを過ぎ、2つ目のきつめのコーナーがやってきてステアリングを切り込む。間髪入れずすったさんが向きを変える。その瞬間だった、すったさんのリアが唐突に流れ出し、いきなりのハーフスピン。
「うそぉー」とやえは思った。俺ってそんなに荒い運転をしただろうか、雑誌評価では限界は低いがコントロール性が高い車みたいな感じだと思ったのに、これでは限界が低すぎだ。タイヤが悪いのだろうか、と色々考えが頭の中を過ぎる。
その後も農道を走ってみたけど、どうもうまく運転できない。リアがすぐブレークするし、なにより運転自体が楽しくないのが問題だった。
友達のロドスタはこんな動きしなかったと思った。何かがおかしい。でも何がおかしいかがわからなかった。
ただ、のんびり走る分には全然支障が無いのでオープン姿のドライブは十分堪能できた。
その後、西蔵王やら走る場所を変えてみたりしたけどどうもこの唐突な挙動についてはステージを選ばずでまくった。
ショップに行き、この症状を伝えたところ、アライメントでも見直してみるかと言う事になり測定をする。糸やミラーを使った測定器で測定する。なんか職人技だ。
数値的には特に問題なかったのだけど、もうちょいシビアにあわせてもらう。
しばらく、その状態で走ったが、やっぱり全然特性が直らなかった。
再びショップへ持ち込んだんだけど、今度は思い切ってフロントトーをトーアウトへ持っていってみるかという話になった。この設定をすれば、確かにステア切り始めのクイックに曲がる感じは薄れると思うけど、逆にコーナー後半のオーバーステアが大きくなるのかなぁと思った。タイヤの偏磨耗の事もあるし、FR車ではあんまこのような設定しないんだけど、とりあえず何でもやってみようという感じでフロントをトーアウトへ設定変更。
この設定変更のおかげで車の暴れ感がだいぶ収まったのだけど、それでもまだ、飛ばして走ろうかという気分には到底なれない車だった。
次へ続く・・・
やえ
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